新地建設工業、AI工程管理ツールの活用で現場監督の事務負担を軽減

2026年3月9日22:23|ニュースCaseHUB.News編集部
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 新地建設工業は、現場監督の書類業務削減と安全・品質管理の強化を目的に、Arentが提供するAIクラウド工程管理ツール「PROCOLLA」を採用した。3月9日、Arentが発表した。直感的な操作性を備えたツールの活用により、工程管理業務の効率化を図る。今後はグループ会社の製品とのデータ連携を通じて、現場管理のデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させる方針だ。

 宮崎県を拠点に土木工事や再生可能エネルギー事業を展開する新地建設工業は、設立から10年を迎え、「安全の徹底」や「品質の追求」など7つの行動指針を掲げて事業を推進している。同社ではこれまで、現場の命綱である工程管理をExcelで行ってきたが、作成者によって書式や線の太さが異なるといった見た目のバラつきが課題となっていた。また、現場の規模が大きくなるにつれ印刷設定や修正作業に膨大な時間を要しており、現場監督が事務作業のために事務所にこもりきりになる状況の改善が急務だった。

 製品の選定にあたって新地建設工業は、現場の人間が迷わず使えるシンプルさを最重視した。他社製品との比較検討の結果、余計な機能を削ぎ落とし、紙のように直感的に操作できるPROCOLLAの採用を決めた。Excelのような自由な操作性を維持しながらクラウドでデータを一元化できる点に加え、開発チームが現場の悩みを深く理解して提案を行った信頼関係も決め手となった。

 導入後の効果として、現場社員からは使いやすいとの声が上がっている。Excelのような書式の崩れを気にすることなく、線を引くだけで文字が追従するなどの基本動作がスムーズになり、日々の業務ストレスが解消された。同社は現在、土木やメガソーラーの新規現場を中心に活用しているが、今後は全ての新しい現場で全面的にPROCOLLAへ切り替えていく計画だ。

 さらに、新地建設工業が長年利用している「レッツ原価管理Go2シリーズ」の開発元であるレッツがArentグループに加わったことも、導入を後押しした。将来的に工程管理と原価管理のデータがシームレスに連携されることで、一つのシステムに入力した情報が各書類に反映されるプラットフォームとしての活用に期待を寄せている。

 新地建設工業代表取締役の新地裕樹氏は、事務作業を機械に任せることで、監督がより現場を見て回れる環境を作りたいと考えている。同氏は、「管理者が管理業務のために事務所にこもりきりになるのを防ぎたい。監督が現場を見る時間が増えれば、自ずと安全面も品質も向上する」と述べている。

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