キリンビールは、Lazuliが提供する飲食店の販売トレンドをリアルタイムで把握できるリサーチサービス「外食AIリサーチ」を本格導入した。9月19日、Lazuliが発表した。
キリンビールは、業務用クラフトビール提供サービス「Tap Marché(タップ・マルシェ)」を運営している。同社は提携する飲食店の商品販売データは保持しているものの、各飲食店のPOSデータ取得ができないため、業務用クラフトビール市場の動向把握に課題を抱えていた。そこで、Lazuliが提供する「外食AIリサーチ」の導入に至った。
外食AIリサーチは、1500店舗以上の飲食店POSデータを統合し、ドリンクとフードの販売数や客数、客単価などを分析できるサービス。前週までの膨大な量の外食POSデータが、直ちに分析できる状態で納品されるため、顧客である飲食店に対しリアルタイムの外食トレンド情報を提供でき、高度な営業提案の実現に繋げられる。
キリンビールは、以前より試験的に外食AIリサーチによるデータ提供を受けており、営業担当者がデータに基づいた営業活動を行ってきた。今回の本格導入により、飲食店の単価の向上をデータで見える化をするなど、飲食店動向を分析することで、「タップ・マルシェ」の販売促進と顧客のより良質な体験価値向上につなげる。