西武鉄道、エクサウィザーズの生成AIで社内問い合わせ効率化

2024年9月26日16:10|ニュースCaseHUB.News編集部
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 西武鉄道は、Exa Enterprise AIの法人向けChatGPTサービス「exaBase 生成AI」を採用した。9月24日、Exa Enterprise AIが発表した。西武鉄道は、車両部や建設部などの6部門において、exaBase 生成AIを活用することで、保守、管理業務に関する社内問い合わせ対応などを効率化し、デジタルネイティブ企業への転換を目指す。

 西武鉄道は、東京都と埼玉県を中心に鉄道網を展開する鉄道会社。西武グループの中核を担い、東京、埼玉エリアにおいて通勤、通学、観光など公共交通機関として事業を展開している。西武グループは「中期経営計画(2024~2026年度)」の中でデジタル経営を掲げており、西武鉄道も積極的にデジタル経営に取り組んでいる。

 西武鉄道では、これまで別の生成AIのサービスでGPT-3.5を全社的に導入していた。しかし、「活用方法が分からない」「思った通りの回答が得られない」などの理由から、生成AIを活用した課題解決への意欲が高まらない課題を抱えていた。そこで、Exa Enterprise AIが提供する、生成AIの利活用促進をサポートする育成プログラムを採用した。

 また、社内データ連携(RAG)の汎用的な活用ができていなかったことから、RAG機能を持つexaBase 生成AIを導入した。さらに、AIソフトウェア開発環境である「exaBase Studio」も採用し、業務活用の促進を目指している。今後は、exaBase 生成AIやexaBase Studioを用いて、さまざまな業務効率化に取り組み、生産性向上を目指す。

ニュースリリース