第一三共は、グローバルな事業展開におけるコミュニケーション強化を目的に「DeepL for Enterprise」を採用した。6月2日、同サービスを提供するDeepLが発表した。
第一三共は、先進デジタル技術による企業変革を推進している。その一環として、多様な国や地域の従業員、パートナー、ステークホルダーとの円滑なコミュニケーションを実現し、グローバル規模での事業拡大や業務効率化を目指していた。こうした事業環境の中、言語の壁を越えた高精度かつ安全なAI翻訳・言語ソリューションの必要性が高まっていた。
同社がDeepL for Enterpriseを選定した理由には、エンタープライズ企業向けに設計された拡張性や、ビジネスクリティカルなコンテンツを保護するエンタープライズグレードのセキュリティ機能、高度なパーソナライズ機能などが挙げられる。また、DeepL独自のAIモデルによる高精度な翻訳と文章作成支援の品質が評価された。これにより、誤訳や偽情報のリスクを低減し、信頼性の高いコミュニケーションを担保できる点も導入の決め手となった。
同社は2025年3月31日よりサービスの利用を開始。組織全体でAIの活用を推進し、グローバル展開や管理機能の強化を図っている。導入後は、従業員が日常的に高精度な翻訳や文書作成支援を受けられるようになり、業務効率の向上や情報伝達の正確性が期待されている。
第一三共は、DeepLのAIソリューションがもたらす精度や明瞭さ、文脈への対応力を高く評価している。今後もグローバル事業の拡大やイノベーション創出、さらなる業務効率化に向け、同サービスの活用を進める。
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