ワイズマートは、対話型AI面接サービス「PeopleX AI面接」を採用した。9月22日、PeopleXが発表した。同社は地域密着型スーパーマーケットを展開しており、すべての応募者の人柄を把握し、採用選考の質向上と効率化を目指す。導入後、応募者の返信率が大幅に改善し、選考の幅が広がった。
ワイズマートは2025年3月に創業50周年を迎えた。千葉、東京、神奈川で42店舗の地域密着型スーパーを展開し、「お客様の身近な冷蔵庫代わりでありたい」を企業理念に掲げている。1店舗ごとに6〜8人の部門責任者が広い裁量と責任を持って部門経営を行う「店主集団経営」を方針とし、地域に愛される店づくりを担う意欲的な人材を新卒・中途採用で求めていた。
すべての応募者の人柄に触れる機会を創出するため、PeopleX AI面接の導入を決めた。これにより、書類のみでの不採用をなくし、応募者全員にAI面接を受けてもらい、その人柄を見極めた上で選考を進める方針である。
ワイズマート管理本部総務部の小町修氏は、「AI面接導入の背景には、採用チームの人員不足により選考フローが長期化し、応募者離脱の懸念があったことがある。従来の書類審査では把握できなかった応募者の魅力を確認でき、選考の幅が広がった。さらに事前に特徴を把握した上で対面面接を行える安心感が得られ、導入後は応募者の返信率が大幅に向上した。初月は案内後の実施・返信率が100パーセントを達成した。さらに分析評価レポートも活用でき、進化を続けるPeopleX AI面接に今後も期待している」とコメントしている。