三好不動産、仕訳入力をAIで自動化 年間450時間の工数削減と業務品質向上へ

2026年4月2日09:00|ニュースCaseHUB.News編集部
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 三好不動産は、経理業務の効率化を目的に「TOKIUM AI明細入力」を採用した。4月1日、経理AIエージェントを提供するTOKIUMが発表した。すでに活用している請求書受領クラウド「TOKIUMインボイス」と連携させ、請求書の受領から仕訳入力までを一気通貫で自動化する。これにより、年間450時間の工数削減と業務品質の安定化を目指す。

 三好不動産は福岡市を中心に賃貸管理や売買仲介、資産活用コンサルティングなどを手掛ける総合不動産会社だ。1951年の創立以来、地域に密着した事業を展開し、現在は4万戸を超える賃貸物件を管理している。

 同社では事業の成長に伴い、月間の請求書件数が増加していた。これまでは経理担当者が仕訳の明細を一件ずつ目視で確認し、手入力していたため、作業負担の増大が大きな課題となっていた。また、担当者の交代時に入力ミスが発生しやすいといった属人化の問題もあり、誰が担当しても一定の品質を維持できる仕組みづくりが急務となっていた。

 TOKIUM AI明細入力の選定においては、学習機能による精度の向上が高く評価された。ユーザーが修正した内容をAIが自動で学習し、次回以降の入力に反映するため、使い続けるほど精度が高まる点が決め手となった。担当者ごとの入力精度のばらつきをシステム側で解消できると判断した。また、2023年から導入しているTOKIUMインボイスの基盤と直接連携できるため、新たなシステム導入の手間を抑えて仕訳入力のAI化を実現できる点も後押しとなった。

 新システムの導入により、明細の入力と確認に要する工数を年間450時間以上削減できる見通しだ。AIによる入力の標準化が進むことで、組織内での人の入れ替わりがあっても、業務品質を安定して維持できる体制が構築されると期待している。

 三好不動産経理部経理課経理グループ長の松熊美帆氏は、明細入力と確認作業に多くの時間を費やしており、担当者が替わるたびにミスが増えることが悩みだったと振り返る。同サービスについて、AIが一定の品質で入力を返してくれる安心感があるとし、現場で修正した内容をAIが学習して次から反映されるため、自分たちの手で育てていける点に期待していると述べている。三好不動産は今後もテクノロジーを活用し、経理業務の高度化を進めていく。

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