肥後銀行、融資支援システム刷新で業務高度化 AI活用しリアルタイム分析

2026年4月1日09:00|ニュースCaseHUB.News編集部
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 肥後銀行は、次期融資支援システムとして「次世代KeyMan」を採用した。2026年4月からプロジェクトを開始する。3月31日、導入を支援するフューチャーアーキテクトが発表した。DX基盤の構築により、渉外・融資支援業務の効率化とシステムコストの構造改革を目指す。システムの一元化とデータ連携の強化により、AIエージェントを活用したリアルタイム分析を実現し、与信判断の高度化や信用リスク対策につなげたい考えだ。

 肥後銀行は2024年度からの中期経営計画「躍進」において、デジタルトランスフォーメーション(DX)によるデジタル社会の形成をサステナビリティの優先課題として掲げている。その重点施策として、ITを活用した業務の高度化とコスト構造の改革を推進しており、今回のシステム刷新はその一環となる。

 次世代KeyManは、鹿児島銀行とフューチャーアーキテクトが共同開発を進めている新たな融資支援システムだ。2002年に両社が開発した「KeyMan」のノウハウと、フューチャーアーキテクトが全国30行以上の地域金融機関に提供している戦略業務系ソリューション「FutureBANK」を融合させている。FutureBANKは、顧客統合データベースを基盤に、融資業務から営業管理、収益管理、生産性分析まで、金融機関の店舗運営に必要な業務サービスを統合的に提供するシステムである。

 肥後銀行は、フューチャーアーキテクトをIT戦略パートナーに選定し、全面的なアーキテクチャの刷新を図る。新システムでは、APIを通じたデータ連携を強化することで、外部システムとの親和性を高める。これにより、AIエージェントなどを用いたデータのリアルタイム分析が可能になり、融資業務におけるコミュニケーションの向上や、適切な与信判断の示唆が得られる環境を整える。

 システムの導入により、同行は今後のシステム統合におけるリスク低減とコストシナジーの創出を見込んでいる。システムを一元化することで、運用保守の効率化だけでなく、最新技術の迅速な取り込みが可能になる。

ニュースリリース