ホシザキは、レガシーERPシステムの刷新に向けて、IFSの次世代基幹システム「IFS Cloud」を採用した。4月10日、IFSとシステム導入を支援するNECが発表した。主要な2拠点で700名以上のユーザーを支援するとともに、AIを活用した製造最適化や意思決定の高度化に向けたデータ基盤を構築する。
総合フードサービス機器メーカーであるホシザキは、競争環境の激化や製品の多様化に加え、既存のERPシステムのサポート終了を控えていた。従来のレガシーなERP環境は過度なカスタマイズや周辺システムの分断により、業務の俊敏性やデータ活用の妨げになっていた。このため、将来的な拡張性と業務の標準化を両立できる新たな基盤の確立が急務となっていた。
IFS Cloudの採用にあたっては、標準機能で主要業務を幅広くカバーできる点や、同社特有の個別受注生産に柔軟に対応可能な点を評価した。カスタマイズを最小限に抑えることで投資コストを最適化し、常に最新バージョンへ追随できる環境を整える方針だ。
新システムでは、受注管理、生産計画、製造実行、在庫管理を単一のプラットフォームに統合する。これにより、AIによる高度な分析に不可欠な標準化されたデータ基盤と、リアルタイムの可視性を実現する。将来的にIFSエコシステムが提供する産業用AI機能を最大限に活用し、製造効率の向上を目指す。