いえらぶパートナーズは、DataRobotのAIプラットフォーム「DataRobot」を採用した。家賃保証サービス「いえらぶ安心保証」の申込審査業務に向け、独自のAI審査モデルを構築し、7月22日に運用を開始した。同日、いえらぶパートナーズが発表した。蓄積された数十万件のデータを活用することで、審査精度の向上に伴う承認率の向上と、審査回答時間の短縮を実現する。
いえらぶパートナーズは、家賃保証サービスや24時間駆けつけサービスなどを展開する不動産関連企業。近年、高齢者世帯や外国籍住民の増加といった社会構造の変化により、賃貸借契約における連帯保証人の確保が難しくなり、家賃債務保証会社の需要が高まっている。一方で、従来の申込審査では担当者の経験やノウハウに依存する部分が多く、判断のばらつきや審査スピードに課題を抱えていた。
こうした背景を受け、同社はDataRobotが提供するエージェントワークフォースプラットフォームを活用し、過去に蓄積した数十万件の申込・契約データを学習させた高精度な申込審査向け予測モデルを構築した。
新モデルの運用により、従来の基準では判断が困難だった申込に対しても適切に入居の可能性を見出せるようになり、承認率の向上を見込む。同時に、高リスクな申込の識別精度も高まるため、貸主や不動産会社はより安心して利用できる環境が整う。また、リスク審査の一部を自動化することで、申込から審査回答までの時間が短縮され、繁忙期の審査待ち滞留の解消にも貢献する。担当者の経験に左右されないデータに基づく一貫した審査により、公平で透明性の高いプロセスの確立も可能となった。なお、AIの判定結果は参考情報として扱い、最終的な承認判断は審査担当者が総合的に行う方針だ。
いえらぶパートナーズ社長の田代望氏は、「AI審査モデルの導入により、これまで以上に早く、公平に多くの方へ安心を届けられるようになった。今後もAI活用を全社的に広げ、業界の生産性向上と誰もが住まいを借りやすい社会の実現に貢献していきたい」と語っている。