鰻専門店「鰻の成瀬」を展開するフランチャイズイノベーションは、店舗の電話対応業務の負担軽減とテイクアウト注文の機会損失防止を目的に、IVRyが提供する対話AIプラットフォーム「アイブリー」を導入した。7月28日、IVRyが発表した。Pafitが提供する注文受付・管理システム「テイクイーツ」との連携により、電話での注文受付からシステム登録までを完全自動化する実証実験を開始。店舗業務の省力化と受注機会の最大化を目指す。
フランチャイズイノベーションは、「旨い鰻を、腹いっぱい。」をコンセプトに、うな重を安心価格で提供する鰻専門店「鰻の成瀬」を全国展開している。一方で、飲食店現場ではピークタイム時の店内接客や調理業務と並行した電話対応が大きな課題となっていた。電話に出られないことによるテイクアウト注文の取りこぼし(機会損失)や、ピーク時の注文受取り・手入力によるオペレーション負荷の解消が強く求められていた。
こうした背景から、電話対応および注文受付の自動化に向け「アイブリー」の導入を決めた。高度な音声認識および対話生成AI技術を備え、人間のようなスムーズな対話で注文を受け付けられる点に加え、テイクアウト注文受付・管理システム「テイクイーツ」とのAPI連携が可能な点を高く評価した。
今回の実証実験では、アイブリーとテイクイーツを連携させ、電話口のAIが注文内容(商品、数量、受取日時、顧客情報など)を自動で聞き取り、即座にテイクイーツの管理画面へデータとして自動登録する仕組みを構築。注文の受付からシステム登録までの一連のプロセスを完全自動化した。これにより、店舗スタッフが電話応答や注文内容の手入力を行う必要がなくなり、ピーク時の電話の取りこぼしを未然に防ぐとともに、大幅な業務効率化を実現する。
フランチャイズイノベーションの担当者は、「繁忙期の電話対応は店舗スタッフの大きな負担であり、注文を取りこぼしてしまうリスクも課題だった。今回のAI自動応答とテイクイーツとの連携により、店舗のオペレーション負荷を軽減しつつ、顧客からの注文を確実にお受けできる体制が整うと期待している」と導入への意気込みを語っている。
同社は実証実験を通じてオペレーションの精度や業務削減効果を検証し、今後は鰻の成瀬の他店舗への順次展開を検討していく。