アルティウスリンクは、生成AIの活用支援サービス「Microsoft 365 Copilot トータルサービス」の提供体制強化のために、Renewerのプロンプト・AIエージェントアシスタント「connon」を導入した。2月19日、Renewerが発表した。プロンプト作成の効率化と品質向上を図り、顧客企業の業務におけるAI活用を加速させたい考えだ。
アルティウスリンクは、KDDIと三井物産の共同出資によるBPO事業者。国内最大規模のコンタクトセンター運営で培った業務理解を強みに、Microsoft 365 Copilotの導入から定着までを伴走支援するトータルサービスを展開している。昨今、企業の生成AI導入が進む中で、ツールの導入に留まらず、業務プロセスそのものを変革する「AI BPR」の実現が求められていた。
今回導入したconnonは、高品質なプロンプトを迅速に作成するためのAIアシスタント。直感的なインターフェースでプロンプトの作成、評価、改善が可能で、個人のスキルに依存せず、組織全体で高い水準の出力を再現できる点を特徴としている。
アルティウスリンクは、connonの採用にあたり、プロンプトの構成整理や論点補完を支援する機能を評価した。特に顧客向けに開発するAIエージェントの「システムプロンプト」設計において、自力での調整では到達しにくい精度まで改善できる点を重視した。また、Renewerによるサービス立ち上げの伴走支援も、推進スピードの向上に寄与した。
実際の活用シーンでは、顧客案件におけるAIエージェントの構築代行や、プロンプトのセルフレビューにconnonが活用されている。作成したプロンプトを客観的に診断し、改善案を提示する機能を活用することで、出力のばらつきを抑制。これにより、従来のツールでは対応が難しかった細かな調整が可能となり、開発効率が向上した。
今後は、最新技術であるAIエージェントの活用事例を蓄積し、Copilot Studioを用いた構築支援などを強化する。また、社内研修にもconnonを取り入れ、組織全体のAIリテラシー向上を図る。
アルティウスリンク法人ビジネス第1統括本部CX第3本部の廣瀬晃平氏は、「プロンプト改善という目的に対してしっかり作り込まれており、自分では気づかないポイントを補足してくれる点が助かっている。今後は顧客にconnonを活用してもらう工程をサービスに組み込むなど、共同でのソリューション開発も視野に入れたい」としている。