ネットワールドは、ファイルフォースが提供するクラウドストレージ「Fileforce」を採用した。2月19日、ファイルフォースが発表した。電子帳簿保存法への対応を機に、詳細なアクセス権限設定や証跡管理の自動化を図った。ユーザー数無制限の料金体系と高い操作性により、情報システム部門の運用負荷を大幅に軽減しながら、全社的な法令遵守体制を整えた。
ネットワールドは、ITインフラ製品のディストリビューション事業を展開している。同社では、電子帳簿保存法の施行に伴い、法的な要件を効率的かつ確実に満たす運用体制の構築が急務となっていた。従来はファイルサーバーと他社クラウドストレージを併用していたが、専門知識を必要とせずに標準機能で高度な権限管理やログ管理を実現できる環境を求めていた。
Fileforceの採用にあたり、ユーザー数無制限でデータ容量に応じて課金される料金体系を評価した。利用頻度が低いユーザーに対しても課金が発生する一般的なユーザー課金制と比較してコスト効率が良く、将来的な利用者増加にも柔軟に対応できる点が決め手となった。また、Windowsエクスプローラー上で従来のファイルサーバーと同様の感覚で操作できるため、現場への教育コストを抑えつつスムーズな移行が可能だと判断した。
導入後の効果として、情報システム部門への問い合わせがほぼ解消されたことが挙げられる。現場の担当者がチーム単位でアクセス権限の設定や変更を行えるようになり、情報システム部門が個別対応する工数が削減された。電子帳簿保存法が求める監査ログや修正履歴の管理も標準機能で対応可能となり、コンプライアンス上の課題も解決した。さらに、追加導入した全文検索機能により、ファイル内のテキスト情報まで検索可能になったことで、業務効率が向上した。
ネットワールド情報システム部の盛永氏は、「クラウドストレージを検討中なら、まず試してみてほしい。機能改善が継続的に進み、検索性やセキュリティ面も強化されている。国産ならではの信頼性があり、利便性と安心感を重視する企業に最適だ」と話している。今後はAIを活用した機能の展開などにも期待を寄せ、社内の情報資産を安全かつ効率的に活用できるインフラとしてFileforceの活用を深めていく。