プレジオは、賃貸マンション管理業務の効率化と居住者の利便性向上を目的に「Akerun.Mキーレス賃貸システム」を採用した。6月12日、Akerun.Mキーレス賃貸システムを提供するMIWA Akerun Technologiesが発表した。
プレジオは関西圏・関東圏で自社ブランド「プレジオ」シリーズの賃貸マンションを展開している。近年、賃貸物件の管理業務では、内見から入居、退去までの一連のプロセスにおいて物理鍵の受け渡しや管理に多くの手間と時間がかかることが課題となっていた。また、IoTやクラウドを活用した不動産テックの普及や、防犯意識の高まりを背景に、従来型の物理鍵管理からデジタル化への移行が求められていた。
こうした事業環境を踏まえ、プレジオは物理鍵の受け渡しや紛失対応、退去時の鍵交換といった従来の業務負担を軽減し、物件管理の効率化とセキュリティ向上を図るため、Akerun.Mキーレス賃貸システムの採用を決めた。選定理由としては、スマートロックとクラウドを組み合わせた本システムが、物理鍵に依存しないデジタル鍵の発行や管理を可能とし、入退室履歴の確認やオートロック、防犯サムターンといった多様な機能を備えている点が挙げられる。
2025年8月末竣工予定の「プレジオ三国EURO」(大阪市)に標準設備として導入し、以降、竣工予定のプレジオシリーズ各物件に順次展開する。今後導入が予定されている物件には、プレジオ宝塚ASIAN(兵庫県宝塚市、2025年10月竣工予定)、プレジオ東三国(大阪市、2025年12月竣工予定)、プレジオ川口(埼玉県川口市、2026年2月竣工予定)、プレジオ北浜(大阪市、2026年6月竣工予定)、プレジオ城東(大阪市、2026年6月竣工予定)、プレジオ神戸長田(兵庫県神戸市、2026年8月竣工予定)などがある。
導入効果として、プレジオは内見から入居、退去までの業務において物理鍵の受け渡しや管理が不要となり、業務効率化と対応工数の削減が期待できる。居住者にとっては、スマートフォンやテンキーによるキーレス施解錠が可能となり、物理鍵の紛失や複製リスクの低減、ストレスフリーな居住体験が見込まれる。また、スマートロックによるIoT化を通じて物件価値の向上も図れる。今後、プレジオはAkerun.Mキーレス賃貸システムの展開を通じて、賃貸マンションの管理業務全体の生産性向上と、IoT化による不動産価値のさらなる強化を目指す。
#SmartLock #RealEstateDX #PropertyManagement