ウエインズトヨタ神奈川は、Sansanのインボイス管理サービス「Bill One」を導入した。2024年11月26日、Sansanが発表した。
ウエインズトヨタ神奈川では、各店舗や本部部門が取引先から請求書を受け取り、紙で確認や保管を行っていた。基幹システムへの請求書情報の入力、紙での帳票出力、社内回覧など、多くの手間が発生していた。インボイス制度や電子帳簿保存法への対応も求められる中、請求書業務の複雑化が懸念された。そこで、各部門や店舗の請求書を一元管理し、請求書処理の工数削減と効率的な法制度対応を目指し、Bill Oneの導入に至った。
Bill One導入により、年間約2.4万件の請求書をデジタル化し、受領から内容確認、保管までを一元管理できるようになった。特にBill Oneで代理受領・データ化された請求書は、一件あたりの処理時間が大幅に短縮され、店舗や本部担当者の作業時間が約半分に削減された。
2023年10月に開始されたインボイス制度では、受領した請求書が適格請求書の要件を満たすかどうかの確認が必須で、経理担当者の業務負担が増加している。ウエインズトヨタ神奈川では、Bill Oneの「適格請求書判定機能」を活用し、受領した請求書が適格請求書の要件を満たしているかを自動で判定し業務効率化を実現している。
Bill One導入前は、各部門や店舗で紙の請求書を受け取った後、経理部門に送付していたため、経理部門が請求書の内容を確認するまでに時間がかかっていた。Bill One導入で全部門、店舗、経理部門では、全ての請求書を可視化できるようになった。各部門や店舗で請求書を受け取ったタイミングで、経理部門の担当者も内容を確認できるようになり、支払い漏れのリスクを低減している。
ウエインズトヨタ神奈川 デジタルソリューション部 平野幹様は、「今回のBill Oneの導入は、たんにシステムを導入するだけでなく、これまで店舗で行っていた基幹システムへの請求書支払入力および帳票出力業務を経理部門に集約するといった業務フローの刷新も実施することができた。今後もBill Oneを活かし、店舗担当者の負担を軽減していくことで、当社とお客様とのコミュニケーションの時間をより多く創出していきたい」とコメントしている。