よーじやグループ(よーじや)は、デザインプラットフォーム「Canva」を採用した。1月14日、Canvaの導入・定着を支援したストリートスマートが発表した。リブランディングに伴うブランドトーンの統一とクリエイティブ制作の迅速化が目的だ。デザイン業務の自走化により、SNS運用や店舗販促における発信力を強化し、顧客利便性の向上と社内の意識改革につなげたい考えだ。
京都で120年以上の歴史を持つよーじやは、従来の「観光・土産」中心のイメージから、地元客に日常的に愛されるブランドへの変革を目指す「組織リブランディング」を推進している。その過程で、SNSや店頭販促、社内資料などのクリエイティブ制作において、ブランドトーンが統一されていないことや、制作フローが特定のデザイン部門に依存し、スピードが不足していることが課題となっていた。
Canvaの採用にあたっては、専門知識がない担当者でも直感的に操作できる利便性に加え、ロゴやフォント、配色を登録して共有できる「ブランドキット」機能を評価した。導入に際しては、ストリートスマートの伴走支援を受け、組織運用に合わせた初期設定やブランドテンプレートの制作、実務に即したワークショップを実施。単なるツールの導入にとどまらず、現場スタッフが「自分でも作れる」という実感を持てる環境を整備した。
導入の効果として、制作スピードが劇的に向上した。従来は外部委託や専門部署へ依頼していたSNS投稿画像や動画の制作が、現場の担当者だけで完結できるようになった。ブランドキットの活用により、非デザイナーでもブランドの世界観を損なわないアウトプットが可能となり、クオリティの平準化も実現した。また、クラウド上での共同編集を通じて部署間のコミュニケーションコストも削減されている。
今後は、デザイナー以外の社員による活用範囲をさらに広げ、内製化体制を強化する。よーじやグループゼネラルサブマネージャーの出野沙優美氏は、「ブランドキットやテンプレートを活用したことで、社員がリブランディングを理解して実践するきっかけになった。これまでバラバラだった制作物が統一され、お客様の目に触れるものに一貫性が生まれた。新しいブランドロゴが皆様に深く愛されるよう、大切に育てていきたい」と話している。