フィンランドの物流ソリューションプロバイダーCargotecは、業務のデジタル変革を目的として、富士通フィンランドとITサービス提供に関する契約を締結した。2023年8月8日、富士通が発表した。
Cargotecは、従業員数1万人超、世界100カ国以上で事業を展開する物流ソリューションプロバイダーである。同社は、全社的なITサービスの品質向上を目指しており、今回の契約締結に至った。
富士通フィンランドは、Cargotecの事業と物流業界の特性を踏まえ、現在利用しているITツールを効果的に活用しながら、最新のワークプレイスと最適なITインフラサービスを提案する。具体的には、対話型AIバーチャルエージェントを活用したサービスデスクや、セルフサービス型のサポートを提供することで、従業員の生産性向上を支援する。Cargotecのサステナビリティ目標達成に向け、富士通フィンランドは強固なインフラストラクチャーの構築や、従業員のウェルビーイング向上を支援する。
CargotecのSustainable Business Development担当 上級副社長Soili Makinen氏は、「富士通を選んだ理由は2つある。1つはサービスとサービスエクスペリエンスを向上させ、エンドユーザーの満足度を高めることが当社の重要な課題であること。もう1つは、すべての業務プロセスでサービス品質の向上と自動化を進めることで、業務プロセスの効率化と従業員の生産性向上を目指していることにある。また、私たちの価値観やサステナビリティへのアプローチは富士通のサステナビリティ・トランスフォーメーション(SX)に関する取り組みと一致している」とコメントしている。