Cominixは、データドリブン経営の実現に向けたデジタル情報基盤として、ハンモックのクラウド型名刺管理・営業支援ツール「ホットプロファイル」を採用した。1月28日、ハンモックが発表した。国内外の全拠点における顧客情報や案件進捗を一元管理することで、情報の属人化を解消し、組織的な営業体制への転換を図る。
Cominixは、切削工具や耐摩工具を中心としたものづくりの専門商社。国内30拠点、海外10カ国40拠点以上を展開し、グローバルに技術提案型のビジネスを推進している。従来同社は、営業情報や顧客データを部門や拠点ごとにExcelで管理しており、情報の共有や分析が困難な状態だった。特に国内外の拠点間で情報が分断されていたため、同一顧客に対して別々の拠点から重複してアプローチしてしまうなどの課題を抱えていた。
こうした背景から、営業情報を組織全体の資産として活用するため、営業支援システム(SFA)の導入を検討。複数の製品を比較した結果、ホットプロファイルの採用を決めた。選定にあたっては、営業現場が迷わず使える直感的な操作性に加え、オペレーター補正による高精度な名刺データ化機能を評価した。また、コストと機能、使いやすさのバランスや、高いセキュリティ要件を満たしている点も決め手となった。
2018年10月の運用開始以降、営業部門を中心に約170名が同ツールを活用している。導入により、顧客情報や商談履歴がリアルタイムで可視化され、拠点や部門をまたいだシームレスな情報連携が可能になった。これにより、担当者の異動や退職に伴う情報の消失リスクが解消されたほか、人脈の可視化によって組織の壁を越えた連携が活発化。個人の力だけでは難しかった大型案件の創出にもつながっている。
業務効率の面でも、日報作成や報告業務の時間が削減され、営業担当者が本来の提案活動や新規開拓に注力できる環境が整った。さらに、ホットプロファイルに蓄積された営業データとBIツールを連携させることで、見込み案件と受注実績を統合して可視化。経営層が全社の営業状況を即座に把握し、数字に基づいた戦略的な意思決定を行える体制を構築している。
今後は、ホットプロファイルのAI機能やマーケティングオートメーション(MA)機能を本格的に活用し、顧客エンゲージメントのさらなる強化を目指す。データ分析による顧客ニーズの抽出や営業活動の精度向上を図り、グローバルな「高度専門商社」としての成長を加速させる。
Cominix経営企画室の黒石賢一氏は、「成長戦略の実現には強固なデジタル経営基盤が不可欠だ。ホットプロファイルはその基盤の中でも、売上を創出する最前線の営業組織を支える、まさに背骨と言える存在である」としている。