日産自動車、従業員の声を収集・分析するプラットフォーム導入

2024年9月9日08:15|ニュースリリース公開日 2023年12月13日|ニュースCaseHUB.News編集部
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 日産自動車のグローバル広報部は、社内コミュニケーション機会の創出を目的に、従業員の声を幅広く集約し分析するツールとして、クアルトリクスの「Qualtrics XM Platform」を採用した。2023年12月に米クアルトリクスの日本法人クアルトリクスが発表した。

 「Your Voice」と名付けた従業員が自由に意見を投稿できる仕組みを構築し、運用を開始した。これにより、これまで手作業で行っていた従業員の声や会社への興味関心の収集を自動化し、業務効率化を図っている。

 Qualtrics XM Platformは、アンケートの実施から収集データのダッシュボード表示、キードライバー分析までを一つのプラットフォームで完結できるソリューションだ。統計処理およびテキスト分析機能を活用することで、自由記述欄に入力されたコメントをトピックごとに自動的に整理し、ポジティブ/ネガティブといった感情も測定できる。さらに、注力すべきトピックの割り出しも可能となっている。

 日産自動車は、この新しいプラットフォームを活用することで、多様な従業員の声をリアルタイムで収集・分析し、優先すべき課題を特定できるようになった。これにより、従業員の意見を迅速に経営施策に反映させ、より効果的な社内コミュニケーションの実現や組織の活性化につなげることが期待される。

 クアルトリクスのカントリーマネージャー熊代悟氏は「Qualtrics XM Platformは強力なテキスト分析機能を用いており、寄せられた声についてのパターンや傾向をリアルタイムで分析できるようになっている。トピックとその感情分析から、深いインサイトを検知できるようになっており、様々な声をヒアリングするとともに、優先すべき事象についてアクションを起こしていくには適したソリューションとなっている」と述べている。

 日産自動車は今後、このプラットフォームを通じて得られた従業員の声や分析結果を活用し、社内コミュニケーションの更なる強化や従業員エンゲージメントの向上、ひいては企業価値の向上につなげていく方針だ。

ニュースリリースURL
https://www.qualtrics.com/ja/press/2023-12-nissan/