2023年1月、昭和電工と昭和電工マテリアルズが統合して誕生したレゾナックは同年12月、サプライヤーとの連携強化とCSR強化に向け、クアルトリクスのサプライヤーエクスペリエンス管理ツール「XM for Suppliers」を導入した。
レゾナックは「化学の力で社会を変える」というパーパスを掲げ、サステナビリティを経営の根幹に据えている。調達領域においても、サプライヤーと課題を共有し、共に企業価値向上を目指す取り組みを推進。その一環として、サプライヤーにおけるサステナビリティの取り組みを確認するための調査を毎年実施している。
統合前は、旧2社それぞれがサプライヤーアンケートを実施していたが、統合後は対象サプライヤーの重複や情報管理の煩雑さが課題となっていた。そこで、アンケート内容の更新と同時に、データの一元管理や効率的な分析が可能な新たなプラットフォームの導入を検討していた。
クアルトリクスの「XM for Suppliers」は、アンケートの設計から回答の回収、集計、分析、フィードバックレポートの作成までを一元管理できるツール。数百社へのアンケート送付、回答の迅速な集計、個別フィードバックレポートの作成といった、短期間で多くの作業を必要とするレゾナックのニーズに応えるものだった。
導入初年度は、操作習熟のためのサポートを受けながら、短期間で必要なアクションを完了できたという。レゾナックは今後も同ツールを活用し、サプライヤーとのコミュニケーションを強化、CSR調達を推進していく計画だ。
レゾナックのCMEO/CQOである飛戸正巳氏は、今回の取組みにより、サプライヤーとの双方向コミュニケーションが促進され、サステナブル社会の実現に近づけたとコメントしている。
ニュースリリースURL
https://www.qualtrics.com/ja/press/2023-12-resonac/