エミテラス所沢、施設DX推進へ デジタルサイネージコンテンツを「OneGATE」で一元管理

2024年9月26日17:06|ニュースCaseHUB.News編集部
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 西武リアルティソリューションズと住友商事が共同開発し、住商アーバン開発が運営する広域集客型商業施設「エミテラス所沢」は、9月24日のグランドオープンにあたり、PDCのコンテンツ管理プラットフォーム「OneGATE」を採用した。エミテラス所沢はOneGATEの導入で、施設内のデジタルサイネージや大型映像装置のコンテンツを一元管理し、施設利用者への情報提供の強化と施設運営の効率化を図る。

 エミテラス所沢は、埼玉県所沢市に位置する、店舗面積約4万3000平米の大規模商業施設。多様なテナントが出店し、多くの来場者が見込まれる中、施設情報を効果的に発信し、快適な施設体験を提供することが求められていた。また、施設運営の効率化、省力化も重要な課題だった。

 これらの課題を解決するため、エミテラス所沢はOneGATEを採用した。OneGATEは、デジタルサイネージや大型映像装置など、多様な媒体のコンテンツを一元管理できるプラットフォーム。施設内には131台のデジタルサイネージ用STB(セットトップボックス)が設置され、テナント情報や販促情報、トイレ、授乳室、レンタルベビーカーの空き状況などの情報をOneGATEで一元管理し、デジタルサイネージに配信する。これにより、施設利用者が必要な情報をタイムリーに得ることができ、施設全体の回遊性向上も期待できる。

 また、OneGATEの導入で、従来は紙媒体で更新していたフロアガイドなどの情報をデジタル化できるようになった。リアルタイムでの情報更新が可能となり、更新作業の効率化、印刷コスト削減にもつながる。さらに、トイレなどの満空情報をデジタルサイネージに表示することで、施設利用者の利便性向上にも貢献する。

 エミテラス所沢は、吹き抜け空間「TOKOROZAWA e-CUBE」に設置された大型LEDビジョン、プロジェクター、ムービングライトなどもOneGATEで制御、管理できる。これにより、没入感のある空間演出や、スポーツ中継、ライブイベントなどをリアルタイムで楽しめるパブリックビューイングの実施が可能となる。

 さらに、所沢駅を挟んで東西に位置するグランエミオ所沢とエミテラス所沢の2つの施設でOneGATEを導入し、デジタルサイネージや大型映像のコンテンツ管理を一元化した。これにより、両施設の回遊性を高め、シナジー効果の創出を目指す。

ニュースリリース