トブレーンが発表した。
フルテックは自動ドア装置の販売、設計、施工、保守サービスを一貫して提供しており、オフィスやマンション、商業施設など多様な建築物に安全で快適なエントランスを提供している。同社は、営業活動において新築工事物件への対応が属人的になりやすく、長期にわたる案件では社内の情報共有やコミュニケーションが不十分なために受注機会を逃すケースがあった。また、施主や設計事務所だけでなく、建物自体も顧客として捉える必要があるため管理が複雑化し、従来のExcelによる管理では限界を感じていた。
こうした課題を受け、フルテックは2020年にeセールスマネージャーを導入した。自社の業務に合わせたサポートサービスが受けられる点や、段階的な拠点拡大による活用環境の整備、案件を軸とした情報共有による部署間・拠点間連携の強化、建物情報や設置情報など膨大なデータの一元管理が可能になる点を評価した。
まず営業部門での活用を開始し、その後段階的に拠点を拡大する形で展開した。導入後はExcelによる会議資料作成が不要となり、業務効率の向上や有効時間の創出にもつながった。新人営業担当者へのフォローやアドバイスも容易になり、育成面での安心感も得られている。今後は営業部門だけでなく、技術部門でもeセールスマネージャーを活用し、施工の工程管理や保守管理にも用途を広げていく。
フルテック執行役員 営業本部 営業企画部長の高桑貴之氏は、「eセールスマネージャーを導入したことで、設置済みの自動ドアや建物の情報が一元管理され、膨大なデータ管理が可能となった。その情報を営業活動に活用できるようになり、先々の物件の見込み予実管理も可能になった。今後は技術職にも利用を広げ、施工の工程管理や保守管理にも活用していく」と述べている。
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