三菱自動車は、取引先約800社との受発注業務を支えるEDIシステムに、インテックの「EDIアウトソーシングサービス(EINS/EDI-Hub Nex)」を採用した。7月3日、TISインテックグループのインテックが発表した。
三菱自動車は、国内3つの工場で自動車およびその部品の開発、生産、販売、金融事業を行う自動車メーカー。部品調達に関わる約800社とのEDI(Electronic Data Interchange:電子データ交換)は、事業継続に不可欠な重要なシステムとなっている。
これまで三菱自動車は、自社運用とインテックのEDIサービスを組み合わせたハイブリッド型でEDIシステムを運用していた。しかし、オンプレミスとクラウド双方へのコストに加え、二重の管理コストが発生するという課題を抱えていた。そこで三菱自動車は、インテックの「EDIアウトソーシングサービス」を採用した。選定理由は、40年に渡るEDIサービス運用実績と約400社への導入実績に基づく知見と技術力、自動車業界で求められる多様なフォーマット変換機能への対応などが評価された。
三菱自動車とインテックは共同で、800社に及ぶ接続先のEDIシステムの大規模移行プロジェクトを実施。両社の豊富な移行実績と知見を活かし、事前テストの実施計画策定やサポートを行い、トラブルなく完了した。
インテックは今後、40年以上にわたる流通業界VANでの運用実績を活かし豊富なEDIサービスラインナップに加え、EDI周辺ソリューションとの連携強化により、三菱自動車のビジネスパートナーとして支援を継続していく。