第一生命HD、マイクロソフトと戦略的パートナーシップ締結、デジタルイノベーション加速へ

2024年9月9日08:55|ニュースリリース公開日 2024年8月23日|ニュースCaseHUB.News編集部
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 第一生命ホールディングスは、デジタルイノベーションを加速させるため、マイクロソフトと複数年にわたる戦略的グローバルパートナーシップを締結した。8月23日、両社が発表した。第一生命グループは、2030年度に向け「保険サービス業」への変革を目指しており、マイクロソフトのクラウドサービスAzureやAI、データ分析技術を活用し、顧客体験価値向上と営業体制の効率化を図る。

 第一生命グループは、2030年度までに「顧客満足度」「従業員満足度」「商品・サービスの革新性」「企業価値」の4つの領域で国内トップを目指し、「グローバルトップティアに伍する保険グループ」「保険業の未来を先導する存在」となることを目標としている。

 マイクロソフトは、20年以上前から第一生命グループのテクノロジーパートナーとして、Windows ServerやMicrosoft 365などを提供してきた。今回のパートナーシップ締結により、従来の信頼関係をさらに強固なものとし、第一生命グループの抱える課題解決と新たな価値創造を支援する。

 具体的には、顧客情報の統合化を基点に、Azure OpenAI Serviceなどを活用し、顧客一人ひとりに最適化された情報提供やサービスを実現する。また、Microsoft 365、Microsoft Copilot、Microsoft Viva Engageなどを導入し、グループ全体のコミュニケーション活性化と従業員満足度向上を目指す。さらに、Microsoft FabricやAzure OpenAI ServiceなどのAI、分析ツールを活用して、新たな顧客インサイト獲得や保険サービス開発の迅速化、柔軟性の向上を図る。

 第一生命HDのシステム子会社である第一生命テクノクロスのDX人材育成やシステム開発、運用の内製化にも共同で取り組み、事業活動の変革と生産性向上を支援する体制を構築する。

 第一生命ホールディングスの代表取締役社長 CEOである菊田徹也氏は、「マイクロソフトとの協業を通じて、デジタル変革をさらに加速させ、顧客満足度と従業員満足度の向上、新たな商品・サービスの革新、そして企業価値の向上を目指します。本パートナーシップにより、私たちは新しい価値を創出し、保険業界の未来をリードしていきます」とコメントしている。

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