ヨシックスHD、AI電話代行サービス導入で応募者対応を効率化、採用担当者の負担を軽減

2024年9月25日09:00|ニュースCaseHUB.News編集部
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 居酒屋チェーン「や台ずし」などを手がけるヨシックスホールディングスは、IVRyが提供するAI電話代行サービスを採用した。9月18日、IVRyが発表した。アルバイトの応募の電話窓口に活用し、応募者への対応を迅速化するとともに採用担当者の負担を軽減した。

 ヨシックスは10業態の飲食店を全国展開し、約360店舗を運営している。店舗の運営スタッフとしてアルバイトを積極的に採用しているが、アルバイトの応募への対応は試行錯誤を続けてきた。もともとは各エリアのマネージャーが応募電話を携帯電話で直接受けていたが、業務の都合で対応できないことも少なくなかったため、全エリアの応募電話を本社で受ける体制に変更した。しかし、業務時間外の着信には応答できず、機会損失が発生していたという。

 そこで、電話対応の自動化を目的にIVRyのAI電話代行サービスを試験的に導入。営業時間外の着信が全体の約4割を占めていたことから、採用における機会損失の改善が見込めるとして、本格導入に踏み切った。

 同社はIVRyのAI電話代行サービスを活用して、「氏名」「電話番号」「希望する店舗」の3点をヒアリングしている。AIがヒアリングした内容は自動で文字起こしされて要約され、LINEで担当者に通知される。担当者は録音音声を聞かずに内容を把握できるため、スピーディーな対応が可能になったとしている。また、折り返しの電話も削減でき、応募者の負担軽減にもつながっているという。

 ヨシックスホールディングス常務取締役の伊達富夫氏はIVRyを採用した理由について、「低コストで電話の応答状況を可視化できる点を評価した。分岐の設定もノーコードで簡単に変更できるため、PDCAサイクルをスピーディーに回せる点も大きなメリット」とコメントしている。店舗の電話予約受付など、他業務への活用も検討する。

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