サラヤは、固定資産管理と財務・資金管理の業務効率化を目的にワークスアプリケーションズが提供するERPパッケージソフトウェア「HUE」を追加導入した。8月29日、同製品を提供するワークスアプリケーションズが発表した。2027年4月に適用される新リース会計基準への迅速な対応と、資金管理にかかる工数の大幅削減を見込んでいる。
サラヤはこれまでも、財務会計や債権債務管理の領域で「HUE」シリーズを活用しており、運用実績と信頼性を高く評価していた。今回の追加導入は、固定資産管理と財務・資金管理領域の抜本的な見直しを進める中で決定されたものだ。
選定の決め手となったのは、新リース会計基準に迅速に対応できる機能や、資産棚卸管理機能が充実している点だ。財務・資金管理領域では、借入管理や各種手数料設定機能が実務に即していることや、既存の「HUE」シリーズとのデータ連携による柔軟な資金繰り管理機能が評価された。
すでに導入済みの会計領域と同じ「HUE」シリーズを用いることで、各領域間でのデータ連携がスムーズに行える。これにより、資金繰りに関する業務工数は20パーセント超の削減が見込まれている。
サラヤ経理部部長の八瀬氏は、「以前より経理部門の業務改善に取り組んでいたが、新リース会計基準の公表を機に、固定資産と資金管理領域の抜本的な見直しを進めた」と話す。また、「会計領域での導入実績やグループウェアの活用からワークスアプリケーションズ製品への信頼感があり、機能の充実性と柔軟性を備えたHUEは、制度対応のみならず資金業務の最適化にも大きく貢献してくれると期待している」とコメントしている。