オークスモビリティは、予実管理業務の効率化と高度化を目的に、経営管理プラットフォーム「DIGGLE」を採用した。12月11日、DIGGLEが発表した。複数のデータソースを用いた集計作業の煩雑さを解消し、より正確で効率的な予実管理体制を構築する。現場担当者が自律的に数値を扱える環境を整え、分析や戦略立案にあてる時間を創出したい考えだ。
オークスモビリティは、損害保険会社などが保有する事故全損車などを専門に取り扱うインターネットオークションを運営している。特殊な業態であるため、日々の事業活動で利用するコンテンツ管理システム(CMS)は独自のカスタマイズが重ねられていた。そのため、分析用データの加工に手間がかかり、重要業績評価指標(KPI)の集計作業などにおいて、工数の増大が課題となっていた。
そこで、正確かつ効率的な予実管理体制を構築するため、DIGGLEの導入を決めた。選定にあたっては、シナリオ分析や変数によるシミュレーションが容易に行える点や、部門や販路など任意の切り口での分析やレポート作成が簡単である点を評価した。また、直感的に分かりやすいユーザーインターフェースや、カスタマーサクセス担当者による業務設計へのコンサルティング支援も採用の決め手となった。
DIGGLEの導入により、セグメントや部門別の集計作業にかかるコストが低減され、予実管理業務の作業時間が最小化されることで、思考時間の最大化につながると期待している。また、全社的な数値へのアクセス性と透明性が向上することで、営業を含む現場担当者が自律的に数値を扱い、即座に現状を把握できる体制が実現するとしている。
オークスモビリティ経営管理部の桑野恭介氏は、「事業の特性上、データ加工の手間がかかり、KPI集計も一苦労だった。DIGGLE導入によって加工の手間はもちろん、社内でのデータ共有や利活用にも貢献してくれると期待している。導入にあたっては、コンサルタントが要望を根気強く聞き取り、支援してくれた」と話している。