asken、AI食事管理アプリの基盤刷新でNew Relicの活用を定着化

2026年2月4日12:02|ニュースCaseHUB.News編集部
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 askenは、AI食事管理アプリ「あすけん」のバックエンドシステムのモダン化に伴い、オブザーバビリティプラットフォーム「New Relic」の活用を高度化させた。2月4日、New Relicが発表した。システム監視の定着化によりエンジニア組織の技術レベルを底上げし、サービス開発のスピード向上とDevOpsの推進につなげている。

 askenが開発・提供するあすけんは、食事の画像解析やバーコード読み取りにより栄養素を可視化するアプリ。累計会員数は1300万人を超え、4年連続で国内シェア1位を記録するなど成長を続けている。同社はビジネスのさらなる成長を支えるため、内製化を軸としたシステムのモダン化に着手。これと並行して、2023年からNew Relicの活用を本格化させた。

 導入当初、New Relicを定常的に活用するエンジニアは全体の2割から3割に留まっていた。そこで、活用の定着化を目指しNew Relicの日本法人と協力して、社内で「ダッシュボードコンテスト」を実施。エンジニア全員がダッシュボード開発を通じて機能を体感した結果、活用率は従来の約4倍となる8割まで拡大した。現在は、アラート発生時にまずNew Relicを確認し適切なアクションを検討する文化が組織全体に浸透している。

 活用の高度化も進んでいる。2025年に開始したアプリ内課金APIの最新化プロジェクトでは、カスタムメイドのダッシュボードを構築した。これにより、エラーの発生箇所や発生数をリアルタイムで把握し、ライブラリの移行前後での差異を正確に比較可能となった。また、熟練エンジニアが作成したメトリクスを若手が学ぶサイクルを確立。監視の勘所を形式知化することで、組織全体のスキル底上げと自走式のDevOps文化の醸成を実現している。

 askenプロダクト開発本部プロダクト開発部エンジニアリングマネージャーの西秀和氏は、「急成長期にエンジニアリングの品質を落とさずに組織として進化を続けてこられたのは、New Relicがもたらす分析思考の共有や形式知化のしやすさによる恩恵も大きかった。メトリクスの共有を軸とした社内学習サイクルはその一例であり、監視設定の自由度が高く参照しやすいNew Relicならではの利点だ」と話している。

 今後は、バックエンドのKotlin化やモバイルアプリのUI/UX最適化をさらに進める。New Relicから得られる定量的なデータを活用し、より顧客価値の高いサービス提供を目指す。

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