iDA、LINE活用で面談予約率3.3倍 200名体制の1to1対応を効率化

2026年3月9日16:46|ニュースCaseHUB.News編集部
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 ファッション・コスメ業界特化の人材サービスを展開するiDAは、対話デザインプラットフォーム「クウゼン(KUZEN)」を採用した。3月9日、クウゼンが発表した。基幹システムとのリアルタイム連携により、全国200名規模のキャリアカウンセラーによるきめ細かな求職者支援体制を構築した。導入後、面談予約率は従来の4.8%から15.6%へと大幅に向上した。

 iDAは「WORKING DREAM」という企業理念のもと、求職者一人ひとりの希望や適性に寄り添うキャリアカウンセリングを重視している。しかし、事業拡大に伴う登録者の増加により、以前利用していたツールでは対応状況の把握が困難になり、管理コストが増大していた。また、基幹システム「PORTERS」とのデータ連携機能がなかったため、求職者と担当カウンセラーを、紐付ける作業を手動で行うなど、業務上の機会損失も課題となっていた。

 こうした課題を解決するため、iDAはクウゼンの導入を決めた。選定にあたっては、PORTERSとの柔軟な双方向API連携が可能である点を高く評価した。LINEと基幹システム間で求職者データやステータス管理を自動で同期できる拡張性が決め手となった。また、大規模組織に対応した高度な権限設定機能を備えており、拠点や担当ごとに閲覧・管理権限を詳細に振り分けられる点や、配信数に応じたコストパフォーマンスの良さも採用のポイントとなった。

 クウゼンの導入により、iDAはUIおよびUXの改善を図った。友だち追加後のアンケートにおいて、氏名入力の前にサービス説明を加えて心理的ハードルを下げたほか、日程選択を自由入力からタップ選択式に変更した。その結果、面談予約率は導入前の約3.3倍に増加した。さらに、リッチメニューの刷新によって導線を強化したことで、メニュー経由の予約数も1カ月あたり58回から277回へと約4.8倍になった。

 運用面では、PORTERSとの連携により、求職者の就業場所や担当区分に基づいたカウンセラーとの自動紐付けを実現した。これにより、全国200名体制での1to1チャットが可能になり、求職者からの連絡に即座に対応できる環境を整備した。また、就業中のスタッフに対する契約継続のリマインドや状況ヒアリングなどの庶務連絡を自動化したことで、業務工数の大幅な削減にも成功している。

 今後は、LINEを単なる転職活動の手段ではなく、転職後も有益な情報を提供し続ける関係構築ツールとして進化させる方針だ。iDAマーケティング本部マネージャーの田中氏は、クウゼン導入の目的は求職者の生涯顧客価値(LTV)の最大化にあると説明する。短期的な成果だけでなく、キャリアアップに役立つ情報提供などを通じて求職者と長くつながり続ける丁寧なアプローチを追求し、将来的な転職の際にも最初に相談してもらえるような持続的な関係構築を目指す。

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