東急百貨店、kintone活用で即日配送サービスを復活

2024年9月9日08:15|ニュースリリース公開日 2023年12月18日|ニュースCaseHUB.News編集部
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 東急百貨店は2023年5月から、電話注文された食品を翌日までにご自宅まで届ける「電話注文即日配送サービス」を試験的に2023年8月に運用開始した。同社は2020年にDX推進プロジェクトを発足し、サイボウズのkintoneを導入。外商営業における顧客情報管理などをデジタル化してきた。本店閉店に伴い終了した即日宅配サービスを復活させるにあたり、kintoneの活用を決定した。

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電話注文即日配送サービス(画像提供:サイボウズ)

 新サービスは、外商事業部と情報システム部が連携し構築した。kintoneのプロセス管理機能を用いて、「配車予約→ピッキング→配送」までをステータス管理することで、部署や所在地、会社が異なる3者が連携し、スムーズなサービス提供を実現している。

 具体的には、東急百貨店の外商員が電話でお客様からの注文を受け付け、kintoneに注文情報を登録。登録された受注情報をもとに、渋谷 東急フードショーの店舗スタッフが商品をピッキングして発送までを手配する。その後、商品を配送する東急グループ会社のドライバーに連携し、顧客へ配送する流れだ。

 kintoneは、親しみやすさと使いやすさ、現場主導でシステムを構築できる点から導入に至った。顧客情報をデジタル化し、部単位のチームで共有することで、営業効率の向上や、担当変更の引き継ぎなどをスムーズに行えるようになったという。

 東急百貨店は、「アナログで管理していた顧客情報をデジタル化していく中で、デジタルファーストの事業構想力が培われた」とコメントしている。

ニュースリリースURL
https://topics.cybozu.co.jp/news/2023/12/18-18636.html