日総工産、LINEマーケティングツールの採用でLINE経由の応募数が3倍に

2025年7月22日11:28|ニュースCaseHUB.News編集部
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 日総工産は、求職者とのコミュニケーション最適化と採用体験の向上を目的に、MicoのLINEマーケティングツール「Mico Engage AI」を採用した。7月22日、Micoが発表した。フランスに本社を置く、コマースメディアプラットフォームを提供する企業であるCriteoのAIエンジンと連携した求人レコメンド配信などを活用することで、LINE経由の月間求人応募数は導入前の3倍に増加。求職者との連絡手段をLINEに集約し、スムーズな採用活動につなげている。

 日総工産は、工場専門の求人サイト「工場求人ナビ」を運営し、製造業のメーカーと求職者のマッチングを手がけている。昨今、製造業では人材不足が深刻化しており、求職者一人ひとりに寄り添った採用手法が求められている。同社では、職場や仕事の魅力を伝え、個々の希望に合った応募フローを最適化することを目指していた。ユーザーの興味関心に応じた求人を推奨することで採用体験を向上させ、応募数の増加につなげたいと考え、Mico Engage AIと、CriteoのAIエンジンと連携した求人レコメンド配信機能の活用を決めた。

 導入後、日総工産のLINE公式アカウント経由での月間求人応募数は3倍に増加した。特に、CriteoのAIエンジンを活用した「レコメンデーション メッセージ for LINE公式アカウント powered by CRITEO」による施策が成果を上げており、LINEからの全応募数の約4割を占めている。

 同社のLINE公式アカウントでは、仕事探しからWeb面談への参加、応募後の登録会参加予約まで、一連のフローをLINE上で完結できるようになった。これにより、求職者体験の向上と、面談や登録会の参加率向上を図っている。また、過去2年以内に登録会へ参加した求職者については、再参加することなく仕事に応募できる仕組みも構築した。二重参加を防ぎ、よりスムーズな仕事案内を実現している。

 コミュニケーション手段も大きく変化し、従来は電話やメールが中心だったが、現在では求職者の9割以上とLINEで連絡を取る体制へ移行した。ツール内でトーク履歴が組織的に管理されているため、担当者間の引き継ぎは権限を変更するだけで情報連携が完了する。これにより、引き継ぎ時の負担が軽減され、連携不足によるミスコミュニケーションの防止にもつながっている。

 日総工産 採用戦略部の長崎拓人氏は、「Micoのツール導入後、求職者にとってより相談しやすい環境を提供できるようになった。特にCriteoのAIレコメンド配信との連携により、一人ひとりの希望や経験に合わせた求人を自動で提案できるようになり、『自分に合った仕事が見つかりやすい』との声をもらっている。現在では求職者の9割とLINEでコミュニケーションを実施しており、以前のメールのような形式的なやり取りから、より身近な相談相手として接してもらえていると感じる」と話している。

ニュースリリース


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