愛媛銀行、NECと連携しクラウドネイティブな新アプリ基盤を構築

2024年9月9日08:05|ニュースリリース公開日 2023年10月19日|ニュースCaseHUB.News編集部
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 愛媛銀行が、基幹系システムと連携し、異業種連携や新サービスの迅速な開発、提供を可能にするクラウドネイティブな「新アプリケーションプラットフォーム」をNECと構築した。2023年10月19日、NECが発表した。

 近年、地方銀行を含む金融機関では、顧客ニーズの変化や競争激化に対応するため、FinTech企業や非金融事業者との連携を促進するオープンバンク化が進んでいる。愛媛銀行も「金融プラス1戦略」を通じて異業種連携や事業領域の拡大を目指している。こうした背景から、同行はシステム開発の柔軟性を高めるため、新アプリケーションプラットフォームを構築した。

 新プラットフォームは、安定性に優れたNECのメインフレーム「ACOSシリーズ」で稼働する基幹系システムとの連携を維持しつつ、周囲にクラウド技術を全面的に採用したクラウドネイティブな構成となっている。これにより、基幹系システムの安定性を確保しながら、最新のクラウド技術を活用した柔軟かつ迅速なシステム開発が可能になる。

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新アプリケーションプラットフォームの構想

 NECは2023年8月に、AWSのパートナー認定制度において金融業界におけるAWS活用実績が評価され「AWS 金融サービスコンピテンシー」を取得している。新プラットフォームの構築においても、このノウハウを活用し、アプリケーションの実行単位を自由に設定できるコンテナ実行基盤や開発プロセスの自動化機能など、AWSの様々な機能を活用することでアプリケーションの開発・運用を効率化している。

 新プラットフォームの導入により、愛媛銀行はオープンAPIによる外部サービスとの連携性の向上、マイクロサービスによるサービスの迅速な開発・提供、クラウドによる柔軟なスケールを実現し、DX時代における新しい金融システム提供形態であるBaaS(Banking as a Service)を活用したエンベデッド・ファイナンスの実現を目指す。

 また、新プラットフォーム上でのアジャイル型のアプリケーション開発やシステム運用を通じて、同行におけるDX時代を支えるクラウド人材育成も推進する。

ニュースリリースURL
https://jpn.nec.com/press/202310/20231019_02.html