NPファイナンスは、法人・個人事業主向け融資サービス「NPハンディレンディング」の申し込みにおける本人確認に、Liquidのオンライン本人確認サービス「LIQUID eKYC」を採用した。9月16日、Liquidが発表した。画像認識AIの活用によってユーザーの離脱を抑え、本人確認業務の効率化につなげる。今後はマイナンバーカードなどのICチップを活用した本人確認の導入も予定している。
NPファイナンスは、後払い決済サービスを提供するネットプロテクションズの子会社で、事業者向け融資事業を展開している。提供するNPハンディレンディングは、BtoB決済サービス「NP掛け払い」の購買・支払いデータを活用して融資審査を行うサービスであり、従来の金融機関の融資と比べて迅速な融資を可能にしている。
同サービスでは、代表者もしくは申込者の本人確認をオンラインで実施する必要があった。LIQUID eKYCの導入にあたっては、本人確認書類と自撮りの顔写真を撮影する方式が採用された。撮影時にユーザーが迷わないよう、画像認識AIがリアルタイムで具体的なエラーメッセージを提示することで、手続き途中の離脱を抑止する狙いがある。
LIQUID eKYCを使った本人確認作業のイメージ
また、本人確認書類の目視確認などの審査業務は、LIQUID eKYCのBPOサービスで対応することで、運用負担の軽減にもつながる。これにより、NPファイナンスは業務効率を向上させ、事業者のビジネス成長に貢献していきたい考えだ。