NUWORKSは、Anthropicが提供する「Claude Enterprise」を、全社員を対象に採用した。8月31日、NUWORKSが発表した。セールス・プラットフォーム事業でのAI関連商材の取り扱い強化に伴い、自社内で実践知を蓄積し、提案力の向上や業務効率化につなげる狙いだ。
NUWORKSは、営業職とサービス提供企業を結ぶセールス・プラットフォーム事業を展開している。近年、同事業においてAI関連商材の取り扱いを強化するなか、自社の業務でも生成AIを積極的に取り入れてAIネイティブな組織づくりを進めることが、事業の提案力や信頼性を高めるうえで不可欠だと判断。全社的な環境整備に向けてClaude Enterpriseの採用を決めた。
同社は全社員を対象に同ツールを展開し、資料作成や文章の推敲、情報整理、照合確認など幅広い業務での利用環境を整備した。あわせて、業務に応じたモデルの使い分けやプロンプトの実例、個人専用の環境設定、PowerPoint向けアドインの活用方法などを学ぶオンライン研修を開催し、全社的なリテラシー向上と定着を図っている。
社内調査によると、回答者の7割がほぼ毎日利用しており、管理部門や事務系業務では資料作成や書類の照合確認などで1人あたり1日約1.5時間、月間に換算して約30時間の作業時間削減を確認した。複数書類を横断する確認作業では90%を超える削減事例もあった。また、営業部門では提案資料の書式統一や品質向上が進み、回答者の9割以上が資料や文章の質が向上したと回答している。
ツール展開後の作業時間削減率は段階的に改善しており、2026年7月時点で単月18%の効率化を確認した。今後は社内研修を継続して運用ルールを浸透させるとともに、年内に作業時間の50%削減を目指す方針だ。社内で蓄積した実践知をセールス・プラットフォーム事業の提案力強化やサービス品質向上へ反映させていく。