PDRファーマ、予算管理システムDIGGLEで全社予算精度向上へ

2024年12月5日12:33|ニュースCaseHUB.News編集部
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 ペプチドリームグループで放射性医薬品等の研究開発、製造、販売を行うPDRファーマは、コラボラティブ経営管理サービスDIGGLEを2024年12月より本格導入する。DIGGLEを開発・提供するDIGGLEが5日発表した。PDRファーマはDIGGLE導入で、管理業務や社内コミュニケーションを最適化し、事業部を巻き込んだ精度の高い予算運用を目指す。

 PDRファーマでは従来、100近い部署に対し表計算ソフトを用い、予算策定や見込の更新情報をメールで収集していた。この方法では集計作業に多くの工数を要していた。経営企画から複数部署への個別対応や集計業務を効率化し、分析や事業部を巻き込んだ精度向上に取り組むための時間確保が課題だった。また、補助科目よりも細かい粒度(製品、施策単位等)での予算策定と、同等粒度での実績、見込の比較分析、予算と実績の突合、比較分析にかかる工数の削減も求められていた。さらに、部門単位、プロジェクト単位など、多様な軸でのレポート作成、分析を柔軟に行える体制構築も必要だった。

 DIGGLEの導入で、製品や施策など細かい粒度で予算、見込、実績の一元管理、分析を行える体制が整う。各事業部が月次など高頻度の予算、実績の比較分析ができ、それを踏まえた見込の更新が可能となった。全社の着地見込精度の向上も見込まれる。加えて、さまざまな切り口での分析レポートの作成を行い、経営会議や取締役会での活用もできる。

 PDRファーマはDIGGLEが、任意の細かい予算内容単位での管理ができ、CSV変換により自動で予算、見込と実績の突合ができる点を評価した。数値の更新やコメント入力を画面上で直感的に行えたり、レポートごとにURLを発行して社内共有できたりと、細かい部分にも手が届く機能が充実しており、事業部への展開も行いやすい点も評価ポイントとなった。分析軸や表示する勘定科目、粒度などを柔軟に設定でき、共有する相手などに合わせて最適なレポートを簡単に作成できる点も評価につながった。

 PDRファーマ経営戦略部経営企画グループ長の佐瀬善明氏は「DIGGLEのサービスは、細かい粒度の管理単位で予算IDやタグ付けができる等、優れた機能が多く、弊社の目指す予実管理の実現に最適だった。画面の見易さ、直感的な操作が可能という点でも優れ、事業部署の作業改善・効率化にもつながることが期待できた」とコメントしている。 今後、DIGGLEを活用し、経営判断に必要なデータをタイムリーに経営陣と共有することで、より迅速な経営の意思決定につなげる予実管理の実現を目指す。

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