広島銀行は2023年12月、グループ共通人事基盤としてWorks Human Intelligenceの統合人事システム「COMPANY」を採用した。広島銀行は、従業員のエンゲージメント向上と人的資源の最適化を通じた強固な組織構築を目指し、今回の導入を決定した。
同行は、広島県を中心に4県で事業を展開する地域金融機関。2020年10月に持株会社体制に移行し、「地域総合サービスグループ」として地域社会と顧客の課題解決に取り組んでいる。持続的な成長には、グループ内における人的資源の最適化と強固な組織の構築、デジタル技術を活用した業務効率化が不可欠との考えから、経営改革を進めている。
しかし、従来はグループ各社が個別に人事情報を管理していたため、グループ全体での人材活用が困難だった。また、法改正のたびに既存システムの改修が必要で、紙ベースの業務も多く、従業員の負担も大きかった。
こうした課題を解決するため、広島銀行はグループ共通の人事基盤となるシステムの導入を検討。法改正や制度変更への対応に追加費用がかからず、人材育成やタレントマネジメントなどを包括的に実現できるシステムを検討した。人財育成を通じたエンゲージメント向上やタレントマネジメント、最適配置等を包括的に実現できる点を評価し、「COMPANY人事・給与」「COMPANY Web Service」「COMPANY 就労・プロジェクト管理」「COMPANY Talent Management」の採用を決めた。
導入により、グループ会社ごとに分散していた人事情報を「COMPANY」に集約し一元管理することで、最適な人材配置や従業員エンゲージメントの向上を目指す。また、法改正への対応や従業員からの申請などを電子化することで、年間5000時間程度の工数削減も見込む。
広島銀行は、「COMPANY」の活用を通じて、グループ内の人材情報を一元管理し、最適配置による組織力の最大化と従業員エンゲージメントの向上を実現する考えだ。
ニュースリリースURL
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