セガサミーグループ、大容量データのセキュアな転送に「STORM」を活用

2024年11月21日01:07|ニュースCaseHUB.News編集部
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 セガサミーホールディングスは、高速ファイル転送システム「STORM」を導入した。2024年11月20日、ユニゾンシステムズが発表した。

 セガサミーグループでは、近年社会的に増加する企業の機密データ漏洩インシデントに対応するため、グループ全体のセキュリティポリシーを強化している。それに伴い、規格に合ったソフトウェアを導入する必要があった。さらに、扱うコンテンツの拡大により、グループ内で扱うデータ量も増加しており、既存のシステムでは対応できない状況も発生していた。セキュリティ面の安全性の確立と、ゲーム業界ならではの大容量データ転送を可能にするファイル転送システムの導入が急務となっていた。

 セガサミーホールディングスは、放送局やゲーム業界での導入実績が豊富なSTORMを採用した。導入後のイメージが湧きやすかったことも決め手となった。セキュリティー面では、カスタマイズ開発によりセキュリティポリシーに対応した。

 導入はタイトなスケジュールだったが、これまでの運用を大きく変えることなく従来製品からの移行が完了したという。導入前の構成検討からカスタマイズ開発、環境構築まで、ユニゾンシステムズが一貫してサポートし、スムーズな開発・導入を実現したとしている。

 セガサミーホールディングス ITソリューション本部 プラットフォーム部の作本真氏は「STORMの導入を決めた理由は、実績が豊富だったことです。弊社と同じゲーム業界における実績もあり、導入のイメージがすぐに湧いたことが大きかったです」とコメントしている。

 セガサミーホールディングスは、STORMの本格運用に向け、既存のソフトウェアからSTORMへの切り替えを進めていく。来年度には冗長化などSTORMの基盤を整え、さらに本格的な運用を進めていく予定だ。

ニュースリリース