トリプラ、多通貨決済対応でインバウンド需要に対応

2024年11月29日00:32|ニュースCaseHUB.News編集部
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 宿泊施設向けITソリューションを展開するトリプラは、クレジットカードによる宿泊予約時の事前決済およびキャンセル料の支払いで、Adyenの決済プラットフォームを採用した。11月28日、Adyenが発表した。予約エンジン「tripla Book」を利用する宿泊施設は、国内外の宿泊者の決済情報を一元管理できるようになる。また、多通貨決済にも対応可能になる。

 トリプラは、宿泊者が最短2ステップで予約を完了できる簡便なシステムtripla Bookを提供している。同システムでは予約時にクレジットカードによる事前決済が可能だ。トリプラは今後のインバウンド需要の増加を見込み、多通貨決済に対応するため、Adyenを採用した。

 近年、オンライン旅行予約サイト(OTA)業界では、無断キャンセルによる宿泊施設側の金銭的負担の増加が問題となっている。宿泊当日に現地決済を予定していた宿泊者が無断キャンセルした場合、宿泊施設はキャンセル料を回収する必要がある。トリプラの宿泊施設専用決済サービス「tripla Pay」では、宿泊施設が指定した金額のURLを発行し、予約者にメールで送付することでキャンセル料を請求する。カード情報はネットワークトークンというセキュリティ技術によって保護されているため、カードの不正利用やデータ漏洩のリスクも低減する。

 トリプラのCEOである高橋和久氏は「グローバルに展開しているAdyenのプラットフォームにより、多通貨に柔軟に対応でき、トリプラのグローバル化にも大きく貢献していただいている。さらに不正利用防止対策を講じることができるため、昨今問題となっている不正トラベルを未然に防ぐことが可能となり、トリプラのサービスを活用いただいている宿泊施設のトラブル回避および、お客様の予約率の改善にも貢献することができる」と述べている。

ニュースリリース