静岡銀行、デビット処理サービス導入で地域のキャッシュレス推進を加速

2024年9月9日08:35|ニュースリリース公開日 2024年4月4日|ニュース
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 静岡銀行は、Visaブランドのデビットカード発行に必要なシステム基盤として、TISの「ブランドデビットプロセッシングサービス」を採用した。2024年4月4日、TISインテックグループのTISが発表した。

 経済産業省によると、キャッシュレス決済の中でも、銀行口座から即時に引き落としができるブランドデビットカードは、現金に代わる決済手段として期待されている。静岡銀行では、取引先企業の海外進出や海外企業との取引増加、個人での海外旅行の増加等を受け、より便利に安心して利用できるキャッシュレス決済を推進するため、世界中に加盟店が多く、汎用性が高いVisaブランドのデビットカードの発行を検討していた。Visaブランドのデビットカード発行にかかるシステムや業務の内製化を目指す中で、全国の銀行等でのサービス導入実績とそれに基づく業務知見、システム開発プロジェクトの管理推進ノウハウを持つTISのブランドデビットプロセッシングサービスの導入を決定した。

 TISのブランドデビットプロセッシングサービスは、デビットカードの発行に必要なアプリケーションや業務オペレーション等の環境をワンストップで提供するサービスで、国内市場シェア86%(取扱金融機関ベース)、全国で約25社への導入実績がある。SaaS型でのサービス提供により、導入時にかかる初期費用を抑制し、オーソリゼーションや会員管理、BPOといった機能の中から必要な機能のみを選択して利用することができる。

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ブランドデビットプロセッシングサービス

 今回、静岡銀行への導入にあたっては、標準機能をフル活用し、サービス定義からローンチまで14ヶ月での導入を実現した。導入により、静岡銀行では、ブランドデビットプロセッシングサービス導入によりエリア決済ネットワークを構築することで、ブランドデビットカードの会員・加盟店双方がカード発行から決済までをシームレスに快適に実現できる経済圏を確立し、地域のキャッシュレス推進をより加速させていくことが可能になった。

 TISは今後も、より利便性の高いサービス提供に向けたブランドデビットプロセッシングサービスのアップデートを行い、静岡銀行のキャッシュレス決済推進を支援していく。

https://www.tis.co.jp/news/2024/tis_news/20240404_1.html