Hamocyは、Zen officeが提供する音声・AIエージェント「MENDAN」を採用した。2026年2月11日、Zen officeが発表した。人材紹介業務における書類作成や面談記録などの後工程を自動化することで、推薦リードタイムを平均6.8日から2.05日へと70%削減したという。事務作業の負担を軽減し、キャリアアドバイザーが求職者と向き合う時間を確保することで、決定日数の短縮や支援品質の向上につなげたい考えだ。
Hamocyは、求職者一人ひとりの価値観に深く向き合う丁寧な転職支援スタイルを重視している。しかし、面談後の書類作成や記録といった事務作業が負担となり、本来注力すべき求職者対応の時間が圧迫されることが課題となっていた。また、AIの活用が個人に依存しており、組織全体での標準化が進んでいなかった。
MENDANの採用にあたっては、人材紹介業界に特化しており、個別の業務フローやKPIに合わせたカスタマイズ提案を受けられた点を評価した。既存のツールやフローを大きく変えずにAIを組み込める導入ハードルの低さや、自社開発と比較した際のコストパフォーマンスの高さも決め手になったとしている。
導入の結果、面談内容が構造化されて出力されるようになり、書類作成時間は従来の1時間から30分に、修正作業も30分から15分へとそれぞれ半減した。業務の効率化により生まれた余力をヒアリングの深化に充てたことで、決定日数は従来の116日から62日へと大幅に短縮され、最短21日で決定に至る事例も出ているという。また、面談内容の共有がスムーズになったことで、マネジメント層による1on1ミーティングの時間も1時間から45分に短縮されるなど、組織運営の効率も向上した。
Hamocy事業責任者の服部氏は、「メンバーごとに自分なりの方法を試していたが、属人化していた。できるだけキャリアアドバイザーが求職者に向き合える時間を増やしたいと考えていた。契約前に業務フローをヒアリングし、どこを改善するかというソリューション要素の高い提案をしてくれたことが印象的だった」と話している。
また、同社マネージャーの林田氏は、「ゼロから作成すると1時間、候補者が半分作ってくれた場合でも30分の修正時間がかかっていた。MENDANは求職者が話した内容を本人の言葉でまとめてくれるため、AI特有の違和感がなく、塩梅がちょうどよい」と評価している。
今後は、さらなるリードタイムの短縮に加え、面談の質向上を通じた内定承諾率の改善を目指す。CRMツールとの連携強化など、さらなる業務効率化も進めていく方針だ。