キャディは、全社のセールスイネーブルメント基盤として、AI活用学習プラットフォーム「UMU」を採用した。UMUを展開するユームテクノロジージャパンが発表した。AIによる実践的なトレーニングを通じて、事業拡大を支える営業力の強化を図る。データドリブンな人材育成体制を構築することで、グローバル規模での製造業DXの加速を目指す。
キャディは「モノづくり産業のポテンシャルを解放する」をミッションに掲げ、製造業AIデータプラットフォームを中核とした事業を展開している。生産性向上やコスト削減に直結するソリューションが評価され、グローバルでサービス導入社数や組織規模が急拡大している。これに伴い、製造業への深い理解と高い専門性が求められる営業担当者の育成が喫緊の課題となっていた。
特に、急増する営業人材に対してスピーディーかつ高レベルなスキルの標準化を実現する必要があった。従来のOJTでは指導者のスキルや時間に依存しがちだったが、個々の学習効果をデータで可視化し、AIがロールプレイングを支援できる点を評価し、UMUの導入に至った。
UMUの採用にあたり、AIが営業トークを定量的に評価する「AIエクササイズ」機能や、学習進捗を一元管理できるダッシュボード機能、数千人規模までシームレスに拡張できるスケーラビリティーを高く評価した。自社でのAIシステム構築を含む複数の選択肢の中から、成果に直結する実践力と拡張性が決め手となった。
UMUの導入により、営業担当者はAIを相手に時間や場所を選ばず、質の高いロールプレイングを繰り返し行えるようになった。AIは話す速度やキーワードの使用率、構成の論理性といった多角的な観点から、客観的なフィードバックを即座に提供する。これにより、教育担当者の負担を大幅に削減しながら、全社で標準化された高いレベルの提案力を早期に醸成できる。
また、管理面では営業担当者一人ひとりの評価スコアを可視化できるため、個人の感覚に頼らないデータに基づいた的確なコーチングが可能になった。組織全体のスキルセットを定量的に把握し、戦略的な人材育成につなげている。
今後は、UMUで構築した学習コンテンツやノウハウを言語や地域を超えて全社で共有し、カスタマーサクセスや海外拠点などへの展開も視野に入れている。企業の成長スピードを維持しながら、組織全体の継続的なパフォーマンス向上を図る。
キャディセールスイネーブルメント部の三輪亮介氏は、「組織拡大のフェーズにおいて、人材のパフォーマンスを高めることは最も重要な経営課題だ。AIと何度もロールプレイングができる機能は、まさに求めていた仕組みだ。今回の導入により、データドリブンな人材育成文化を組織に根付かせ、グローバルで戦える強い組織を構築していきたい」としている。