大和ハウスウッドリフォームは、現場業務向けオールインワン業務支援ソフトウェア「プロワン」を採用した。2月10日、プロワンを提供するミツモアが発表した。基幹システムの変更に伴って生じていた営業支援システム(SFA)との連携の不備や情報の二重入力を解消し、事務作業の30%削減を目指す。業務効率化で創出した時間を顧客対応に充て、サービス品質の向上と事業成長につなげたい考えだ。
大和ハウスウッドリフォームは1969年創業のリフォーム会社だ。2024年4月に大和ハウスグループへ参画した。リフォーム工事や新築ユーザー向けのアフターサービスなど、住まいに関する幅広いサービスを展開している。
同社ではグループ移行に伴う基幹システムの変更を機に、従来利用していたSFAとのデータ連携が困難になり、複数の課題が顕在化していた。基幹システムとSFAの間でデータの反映を手作業で行わなければならなくなり、運用の負荷が増大していた。さらに、複数のシステムに同一情報を入力することが常態化し、入力ミスのリスクが高まっていたほか、契約状況や売上見込みをリアルタイムで把握しづらく、経営判断のスピードにも影響を及ぼしていたという。こうした状況を改善し、営業から施工、アフターサービスまでを一気通貫で管理できる新しいSFA基盤としてプロワンを導入した形だ。
プロワンの選定にあたっては、現場の従業員が受け入れやすい操作性を評価した。既存のSFAに近いユーザーインターフェース(UI)であることに加え、スマートフォンやタブレットから外出先でも容易に操作できる点を重視した。また、過度な個別開発に依存せず、標準機能の範囲内で自社の業務フローに合わせて入力項目やワークフローを柔軟に設計できる点も決め手となった。導入そのものをゴールとせず、現状の作業量を把握した上で改善インパクトを具体化する支援体制も評価のポイントになったとしている。
プロワンの導入により、顧客情報や案件、入金状況、工事進捗などのデータは一元管理される。これにより二重入力や確認作業の負担が大幅に軽減され、営業部門と経理部門を合わせて30%の工数削減を見込む。削減した時間を顧客への提案やフォローアップに充てることで、顧客満足度の向上を目指す。また、蓄積されたデータをBIで可視化し、見込みや実績をタイムリーに把握できる環境を整備する。
今後は、発注業務までをプロワンで一元管理する体制の構築を目指す。アフター対応の迅速化や購買データの分析を通じた戦略的な販売施策の立案など、IT基盤を活用したさらなる事業強化に取り組む方針だ。