イオン九州、移動販売車にクラウドカメラ導入 顧客サービスと従業員サポートを強化

2025年9月18日11:47|ニュースCaseHUB.News編集部
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 イオン九州は、移動販売車や本社オフィスなどにセーフィーのクラウドカメラを導入した。9月17日、セーフィーが発表した。映像を活用した顧客サービスの品質向上や、従業員のサポート体制強化につなげる。

 九州・山口エリアでスーパーマーケットを展開するイオン九州は、高齢者や買い物が困難な人々を対象に、移動販売サービスを提供している。このサービスは1台の車両を従業員1名で運営しており、顧客に安心して買い物を楽しんでもらい、従業員が自信を持って業務に取り組める環境を強化するため、クラウドカメラの導入を検討した。

 そこで、移動販売車6台にクラウドカメラ「Safie One」を採用した。主に接客を行う車両後方にカメラを設置し、本社の管理部門や店舗の責任者が映像を確認できる体制を構築した。これにより、遠隔地にいる従業員も常にチームのサポートがある安心感を得られるようになった。また、接客時にサポートが必要な場合は、店舗責任者がカメラの通話機能を通じて遠隔から支援する仕組みも整備した。

 このほか、店舗に設置しているリサイクルスペースでは、資源以外の誤投棄が課題となっていたため、既存のカメラの死角を補う形でセーフィーのカメラを補助的に設置した。これにより、誤投棄の抑止や対策検討に活用し、顧客が常にクリーンなリサイクルスペースを利用できる環境を維持している。

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移動販売車、オフィス、店舗に設置されたカメラ

 さらに、本社オフィス内でも「Safie One」の活用を進めている。オフィス内コンビニ「スマートNICO」では、カメラの映像から販売状況をリアルタイムで確認し、適切なタイミングで商品補充を行うことで、販売機会の損失防止と従業員満足度向上を実現した。また、総務部では共用する鍵やセキュリティカードの貸し出し状況をカメラで記録することで、セキュリティレベルの向上と管理業務の負担軽減を両立させている。

 イオン九州の人事総務本部総務グループのマネージャーである和田結樹氏は、「セーフィーのカメラは設置や操作が簡単で、従来2週間ほどかかっていた移設や増設作業が2〜3日で完了するようになった。複数の関係者が同時に映像を確認できる点も、迅速な対応につながり便利だ」と話している。今後もセーフィーのカメラを通じて、顧客の安全安心な環境づくりとさらなる業務効率化を推進していく方針だ。

ニュースリリース