アップ、ナレッジ管理ツールで組織知を共有 部門最適から全社活用へ転換

2025年11月25日17:53|ニュースCaseHUB.News編集部
x
hatebu

 小中高校生や高卒生向けに、進学指導や受験対策を行う学習塾・予備校を運営するアップは、組織全体でのナレッジマネジメント体系の再構築を目的に、ナレッジ管理ツール「ナレカン」を採用した。11月21日、同ツールを提供するStockが発表した。従来の部門単位での運用から脱却し、情報を蓄積・検索しやすい環境を整備した。熟達者の知見を共有することで、顧客への提供価値向上や人材育成につなげる。

 兵庫県西宮市に本社を置くアップでは、従来、社内サーバーを活用して情報を管理していた。しかし、情報の蓄積や検索がしにくいとの課題を抱えており、運用も部門単位で最適化されていたため、組織全体でナレッジを体系的かつ戦略的に活用できる体制の構築が求められていた。

 当初は社内でのシステム構築やグループウェアの導入を検討したが、全社的な運用の複雑さを懸念して断念した。その後、ナレッジ管理に特化した専用ツールの導入へと方針を転換。役割に応じた権限設定の柔軟性や、ITリテラシーに依存せずスムーズに運用できるシンプルな操作性、日常業務で利用するICTツールとの連携性を重視し製品を選定した。これらの基準を満たし、導入から運用まで一貫したサポート体制を備えている点を評価して、ナレカンの採用を決めた。

 ナレカンの導入から約1年が経過し、業務改善の効果が表れている。部署や業務単位でのフォルダ設計を行ったことで、情報の探しやすさと投稿しやすさを両立させ、ナレッジの構造化と検索利用が促進された。また、「社内知恵袋機能」や「タグ機能」を活用することで、若手社員が自発的にナレッジを利用する文化が定着しつつある。さらに、一つの質問に複数の回答が集まる仕組みにより、熟練者へのヒアリング負荷が軽減され、自然な形でノウハウが蓄積・共有される体制が整った。

 アップでは今後、ナレカンを通じて熟達者のナレッジを全社で共有できる環境をさらに活用し、顧客への提供価値の向上や人材育成、新拠点展開の促進などにつなげていく。Stockは今後も専属サポートチームによる伴走支援を強化し、ナレッジ活用の定着と業務効率化を支援していく。

ニュースリリース