ホテル三日月は、若手社員のライフステージの変化に対応するため、パーソナル助産師とヘルスデータを活用した妊婦の伴走型健康管理サポート「MamaWell」を採用した。1月14日、同サービスを提供するMamaWellが発表した。妊娠期特有の体調変化や不安を専門職が継続的にケアすることで、社員が安心して働き続けられる環境を整備し、企業への帰属意識の向上や継続就業につなげる狙いだ。
千葉県木更津市に本社を置くホテル三日月は、首都圏を代表する温泉リゾート「龍宮城スパ・ホテル三日月」などの運営を手がけている。同社では若手社員が多く、結婚や出産といったライフステージの変化を迎えるケースが増加。妊娠期における妊婦本人やその配偶者の働き方、心理面への配慮が重要な経営課題となっていた。
従来、妊娠期に伴う体調不良や心理的負担は、個人の状況が周囲から見えにくく、業務への影響を最小限に抑えるための具体的な支援が難しい側面があった。そこでホテル三日月は、妊娠中の不安や負担を可視化し、家庭と職場が連携して支援できる体制を構築するため、MamaWellの導入を決めた。
MamaWellは、ウェアラブルデバイスを通じて心拍数や活動量などのバイタルデータを収集し、妊婦の健康状態をモニタリングするサービスだ。蓄積されたデータに基づき、専任の助産師が個別に最適化された健康管理プランを提供し、妊娠合併症のリスク低減を支援する。また、24時間対応のチャットサポートにより、急な体調の変化や悩みにも即座に寄り添う仕組みを整えている。
同サービスの特徴は、妊婦本人だけでなくパートナーも巻き込んだ支援体制にある。オンライン面談にはパートナーの参加も推奨されており、出産前から双方の感情を共有し、役割を理解することで、産後のスムーズな共同育児への移行を促す。ホテル三日月では、この仕組みを活用して配偶者とも状況を共有し、組織全体で社員を支える風土を醸成していく。
ホテル三日月代表取締役社長の滿間信樹氏は、妊娠期特有の体調変化や不安を適切にケアしながら、社員が安心して働き続けられる環境づくりが目的だと説明する。状況を配偶者とも共有することで、妊娠期における不安や負担を可視化し、家庭と職場が連携して支援できる体制を目指すとしている。また、これにより業務への影響を最小限に抑え、社員の継続就業を支援するとともに、ライフステージの変化を前向きに受け止められる職場環境の整備に期待を寄せている。
今後は、MamaWellによる専門的なサポートとデータ活用を通じて、社員が直面する心身の課題に組織として適切に対応していく。