クラウドワークスは、即戦力人材の獲得と内定辞退の抑制を目的に、Sansanが提供するプロフェッショナルリクルーティングサービス「Eight Career Design」を採用した。1月19日、Sansanが発表した。名刺アプリのデータベースを活用することで、従来の採用手法では接触が難しかった転職潜在層へのアプローチを強化し、カスタマーサクセス部門で2名の採用に成功した。効率的なスカウトを通じて候補者との質の高いコミュニケーションを図り、長期的な採用体制の強化につなげたい考えだ。
クラウドワークスは、国内最大級のクラウドソーシングサービスを運営する企業。同社では、自社のデータベースを活用した人材紹介サービスであるクラウドワークス エージェントを展開しており、サービスの急速な成長に伴って、企業とフリーランスの間に立ち、円滑な関係構築を支援するカスタマーサクセス担当者の確保が急務となっていた。
従来、同社は大手転職サービスを活用して採用活動を行っていたが、そこでは課題も生じていた。転職意欲の高い候補者は、複数の企業から同時にアプローチを受けるケースが多く、他社との比較検討の結果として内定を辞退される割合が高いことが悩みだった。短期的な採用活動のみならず、中長期的な視点で候補者と信頼関係を築ける体制の構築が求められていた。
そこでクラウドワークスは、転職市場に現れにくい潜在層にもリーチできる手段として、名刺アプリ「Eight」のユーザー基盤を活用するEight Career Designを選定した。採用にあたっては、400万人を超えるユーザーの名刺情報に基づいた正確なキャリアプロフィールを参照できる点や、候補者の転職意向度の変化を管理画面上でリアルタイムに把握できる機能を評価した。
Eight Career Designの活用を開始した結果、同社は営業経験と高い対人能力を兼ね備えたカスタマーサクセス職の即戦力人材2名を採用することに成功した。Eightの利用者の多くは、必ずしも今すぐの転職を目的としていない潜在層であるため、他社との採用競合が発生しにくく、スムーズな内定承諾に結びついた。
運用の面では、名刺情報から得られる候補者の詳細なキャリアに合わせ、一人ひとりに最適化した説得力のあるスカウト文面を作成。他の採用ツールと比較して候補者に届くメッセージの数が限定されていることも奏功し、送信したスカウトが丁寧に読まれる傾向にあるとしている。候補者からは、文面の良さを理由に面談を希望する声が寄せられるなど、従来のツールでは得られなかった質の高い対話への発展が確認されている。
クラウドワークスは今後、Eight Career Designを通じて蓄積されたノウハウを活かし、さらなる採用精度の向上を目指す。名刺情報を起点としたデータドリブンなアプローチにより、自社の文化や求めるスキルに合致する優秀な人材を継続的に確保していく方針だ。