ダイキン福祉サービスは、旅行業務の効率化とガバナンス強化を目的に、アジェンダが提供する旅行会社向けクラウドサービス「マタタビ Suite」を採用した。1月27日、アジェンダが発表した。あわせて旅行者・出張者向けマイページサービス「タビマド」を導入し、デジタル化によるサービス品質向上とデータ利活用の促進を目指す。
ダイキン福祉サービスは、ダイキン工業のグループ企業として保険代理店業や旅行業、商品販売など多様なサービスを展開し、グループ従業員の福利厚生をサポートしている。特に旅行部門では、グループの業務渡航や団体旅行を担うインハウスエージェントとして、国内外の出張手配や企画運営を実施している。
同社ではこれまで、グループ各社の多様な渡航ニーズに対応してきたが、運用の効率化と高度なガバナンスの両立が重要な課題となっていた。近年は出張データの可視化や安全管理の高度化など、経営に貢献するトラベル部門としての役割拡大も求められていた。
導入の背景には、長年利用してきた基幹システムのサービス提供終了があった。当時は海外、国内、団体などの業務ごとに異なる仕組みが併用されており、データの一元管理や属人化した業務の整理が急務となっていた。こうした状況を受け、システム環境の抜本的な見直しを検討してきた。
マタタビ Suiteの選定にあたり、既存業務との連続性を保ちながら移行できる点や、外部システムとの連携実績、クラウドサービスとしての将来性を評価した。また、出張者との情報共有プラットフォームとして、オプション製品であるタビマドも同時に採用することを決めた。
今回のシステム刷新により、基幹システムと出張者との接点が一体的に整備された。同社は今後、デジタル基盤の再構築を通じて、顧客へのサービス品質向上やデータ活用による付加価値の創出につなげたい考えだ。