ミズノ、データ活用基盤を構築しデータドリブン経営を加速

2024年9月9日08:00|ニュースリリース公開日 2023年9月27日|ニュースCaseHUB.News編集部
x
hatebu

 ミズノは、データドリブン経営の推進などを支援するデータ活用基盤の構築をNECに発注した。2023年9月27日、NECが発表した。

 DXの推進により、組織全体のデータを活用したデータドリブンな判断や、新しいマーケティングやサービスの創出などデータ活用の重要性がますます高まっている。ミズノにおいても、競合他社との差別化や市場環境の変化に迅速に対応するため、DTC(Direct to Consumer)マーケティングの強化やデータドリブン経営の推進を検討していた。しかし、現状では顧客情報がサイロ化しており複数システムにわたるデータ収集が難しいことや、ビジネス部門が経営に関わる特定のデータを利用したくてもすぐに提供する仕組みが存在しないなどの課題があった。

 NECはデータ活用基盤の構築に関して、「施策検討」「基盤検討」「導入」「運用」をワンストップで支援する。これによりミズノ社内では共通化されたデータを基にした経営判断やマーケティングを実演できるようにする。まずは商品の購入やWEBサイトでの回遊、ミズノが提供しているスポーツサービスの利用など、さまざまなタッチポイントにおける顧客の行動履歴を一元管理し可視化する。それにより、カスタマーエクスペリエンス向上やブランディングの強化を目指す。将来的には、データ活用部門を順次拡大し、グローバル全社でのデータ活用やAIを使った高度なデータ分析などを計画している。

20230927_mizuno.png
データ活用イメージ

 データ活用基盤の構築はMicrosoft社のMicrosoft Azure上で実施する。NECは「経営戦略支援サービス」などデータ活用に関する多数のサービスメニューを保有しており、本プロジェクトもこのノウハウを活用している。

ニュースリリースURL
https://jpn.nec.com/press/202309/20230927_01.html