出前館、無人自動配送ロボットで買い物弱者支援目指す 石狩市で実証実験

2024年9月9日08:55|ニュースリリース公開日 2024年8月22日|ニュースCaseHUB.News編集部
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 出前館は、京セラコミュニケーションシステム(KCCS)と共同で、北海道石狩市緑苑台東地区の一部エリアにおいて、中速・中型の無人自動配送ロボットを使ったデリバリーサービスの実証実験を8月22日から開始した。KCCSが同日発表した。

 買い物弱者の増加が社会問題化している。その一方で、深刻な人手不足の解決策として、配送能力の高い中速・中型の自動配送ロボットの社会実装が期待されている。今回の実証実験では、出前館のアプリを通じて注文されたセイコーマートの商品を、無人自動配送ロボットで自宅近くの宅配ポイントまで配送する。実施期間は10月下旬までを予定しており、期間中は水曜日から日曜日までの10時から21時の間に1日5便の配送を行う。

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中速・中型無人自動配送ロボット

 今回の取り組みは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「革新的ロボット研究開発基盤構築事業/自動配送ロボットによる配送サービスの実現」の一環として実施する。KCCSは2022年6月に採択され、地方自治体や企業と協力し技術開発・サービス検証を進めてきた。KCCSと出前館は、今回の実証実験を通して、EC市場やデリバリー市場の拡大に伴う人手不足や買い物弱者といった社会課題の解決、無人自動配送ロボットの社会実装に向けたサービス実現を目指していく。 

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