ワタベウェディングがワークフローシステム「AgileWorks」を導入し、グループ各社からの申請業務やデータ集約の標準化を実現した。2月20日、システム提供元のエイトレッドが発表した。
リゾートウェディング大手のワタベウェディングは、国内外に多数の子会社を抱えており、システム環境の統合が課題となっていた。13カ国30社以上の子会社でシステム環境が異なっていたため、IT統制などのガバナンス面で問題が生じていた。また、経費増大やブランディングの低下など、事業面での課題も表面化していた。
これらの課題を解決するため、同社はAgileWorksの導入を決定した。選定の理由として、データ連携ツール「ASTERIA Warp」との相性の良さが挙げられる。両システムを活用することで、推進中のシステム統合プロジェクトに貢献できると判断した。また、エンタープライズ向け機能の充実や、同時ユーザーライセンスによるコストパフォーマンスの高さも評価された。
導入の結果、グループ各社からのデータ集約や申請業務の標準化が実現した。従来は各社で異なるワークフローシステムを使用しており、承認経路や権限も様々だったため、意思決定の状況把握に多大な手間を要していた。しかし、AgileWorksの導入により、これらの問題が解消された。さらに、同システムの多言語対応機能により、海外拠点との言語の壁も克服した。
ワタベウェディングは、AgileWorksをグループ全体のガバナンス体制構築に活用している。同システムは、DX推進の基盤となる強固なIT基盤の確立に重要な役割を果たしているという。
今回のシステム導入により、ワタベウェディングはグループ全体の内部統制を強化し、効率的な業務運営を実現した。今後は、確立したIT基盤を活用し、さらなるDX推進や事業拡大を図る方針だ。
ニュースリリースURL
https://www.atled.jp/news/20240220_01/