茨城県北茨城市教育委員会、体力テストをデジタル化し教員負担軽減へ

　茨城県北茨城市教育委員会は、Pestalozzi Technologyの体力テストデジタル集計システム「ALPHA」を導入した。9月20日、Pestalozzi Technologyが発表した。

　北茨城市教育委員会では、令和6年度より、市内小学校11校、中学校4校でALPHAを活用した体力テストを実施している。従来の体力テストは、児童生徒が紙に記録を記入し、教職員がExcelに転記するなどアナログな方法で実施されていた。ALPHAでは、一人一台のタブレット端末を活用することで、デジタルで簡単に測定、集計、分析が可能となる。

　ALPHA導入により、体力テストの測定結果入力にかかる時間を大幅に削減できる。従来の方法では、児童生徒が記録用紙に記入したデータを教員が一つ一つ手打ちでExcelファイルに転記していた。これに対しALPHAでは、児童生徒用ページから児童生徒が自らデジタル端末に自身の記録を入力し、教員用ページから一覧で閲覧、修正が可能となる。さらにALPHAに入ったデータを用いてPestalozzi Technologyが教育委員会への提出ファイルを作成するため、教員の事務作業が大幅に削減される。

　ALPHAでは、リアルタイムで結果が反映され、結果に対するおすすめの運動動画を即時で視聴することも可能。使用する端末やブラウザの種類を問わないので、GIGAスクール構想で導入した端末、保護者のスマートフォン、教員のPCなどさまざまな媒体からアクセスできる。

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